「子宝に恵まれたい、毎月頑張ってもダメ。。もしかして不妊症!?」不安やいらだちがつのり始めている状態で重要なのは、原因の適格な把握なのです。
一般的に月経は28日周期と言われていますが、人によっては1年に1回・2回しか来なかったり、全く排卵がない人もいます。月経が不順だと、排卵が起きない可能性が高まります。
また、毎月きちんと月経があるのにもかかわらず、無排卵ということも珍しくはありません。卵巣からある程度のホルモンが分泌されると、、排卵がなくても月経が起きるのです。月経があっても、排卵がなければ妊娠することはあり得ません。
卵巣・卵管・子宮などの生殖器官の手術は妊娠の障害になりがちです。幼少期、成長期に開腹手術をしたことがあれば、婦人科か不妊専門医のいる病院での検査をしたほうがいいでしょう。手術の記憶がなくても、お腹に手術痕があれば、両親に尋ねたり、専門医に確認を取りましょう。
妊娠をしたいのなら、健康な体づくりが基本中の基本。バランスのとれた食生活が重要です。特にダイエットは禁物。栄養障害が起きて、月経が無くなったり、不順になったりすることもあります。
月経血は殺菌にとってとても居心地のいい培養液となります。妻が月経中でも気にせず性行為に及ぶと、入り込んだ雑菌はどんどん繁殖して膣炎を起こし、ときには子宮や卵管にまで感染して、不妊症の原因になります。
男性のプライドが邪魔をしてか、なかなか病院にいくことができないかとおもますが、まず家庭内でチェックできることがあります。
精子をつくる睾丸や、精子の成熟の場である副睾丸の病気があると不妊症になることがあります。たとえば、おたふくかぜに合併する急性睾丸炎。睾丸が大きくはれて激痛を感じるもので、1~2週間で治癒しますが、後遺症として無精子症を伴うことがあります、また、尿道炎を併発する、急性副睾丸炎も治癒したあとで精子の通りがふさがれてしまい、無精子症を引き起こします。
肺炎や腸チフス、デング熱、マラリア。これらの高熱がでる病気が不妊の原因になることもあります。
腸管が腹腔の外へ脱出するのをヘルニアといいます。幼児期にヘルニアの手術で精管を誤ってくくってしまうと、将来不妊になることがあります。また、野球の試合中にボールが睾丸に当たる事故はよくありますが、これも不妊症を引き起こすことがあります。
淋病などの性行為感染症にかかったことがある場合、治療が不完全だと炎症が尿道から奥まで進み、精管が癒着したり、副睾丸炎から無精子症になることがあります。