不妊症対策

妊娠の仕組みと基礎知識

卵子と精子がタイミングよく出会うのが受精です。卵子は受精卵となり、卵管の線毛運動とぜんどう運動によって、細胞分裂を繰り返しながら運ばれます。排卵後6日から7日で受精卵は子宮内膜に到着し、着床します。着床した胞胚の基底部の絨毛膜はしだいに胎盤を形成します。胞胚は胎児へと育っていくのです。

妊娠をするための5条件

  1. 1.排卵がきちんと起きている
  2. 2.排卵された卵子が卵管を通ることができる
  3. 3.精子の数と運動率が満たされている
  4. 4.子宮けい管に異常がない
  5. 5.子宮が正しく機能している

妊娠し子宝を授かるには上記の条件をきちんと満たす必要があります。

排卵日を知ることが大事

基礎体温を毎日測定して、低体温と高体温を確認する必要があります。
基礎体温を測定する際には「婦人体温計」を使用してください。1℃の間を20個に分けた、1目盛りが0.05℃ 、2目盛りが0.1℃になる ℃の目盛りと、35.5~38℃間を50個に分けたOV目盛りが付いています。基礎体温の測定と記入を毎朝行い、これを1か月から3か月続けると基礎体温表が高体温と低体温の2相に分かれていることがわかります。その低温日の最終日に、さらに体温が下がる日があります。

体温が最も下がった日、その前後2日間、つまり計5日間が排卵日になる可能性があります。確実に特定させるには、超音波や血液検査が必要です。妊娠を望んでも1年以上結果が得られない場合には、何かしらの原因が考えられます。

とにかく子宮は温めましょう

女性の不妊のうちに原因がわからない不妊においては、卵管采の平滑筋がけいれんや弛緩して機能を低下させてしまい、卵子をうまく捕獲できないことがあります。これは卵管平滑筋の動きが悪くなると、血管が圧迫され、血流が低下した結果として子宮内膜が分泌期に発育しないといった着床障害が考えられます。

このようなことからも血流の改善こそが卵巣の機能を活性化させ、子宮内膜をあつくさせるためには不可欠であると考えられます。

血流量を減少させる原因はストレスです。ストレスはエネルギーの停滞を生む厄介なものであり、とくに不妊症においてのストレスは、うっ血の増大や末梢循環を減少させて冷えをひどくする元凶となっています。冷えがお血を生じて、子宮・卵巣・卵管の血液量を減少させると、おのずと卵胞の発育成熟も遅れて無排卵になり、あわせて子宮頚管粘液の分泌機能に障害をきたします。もちろん、子宮内膜そのものにも悪影響は考えられます。子宮頸管の閉塞やむくみが生じて、受精や着床障害になってしまうことも考えられます。

とにかく妊娠にとって「冷え」は最大の的です。昔の人の言葉には「妊婦は真夏でも田んぼにいれるな」という言葉があります。いかに水でも子宮を冷やすことはよくないと戒めた言葉です。

マタニティー雑誌などにマタニティー・スイミングの薦めがありますが、不妊治療で妊娠された方には避けた方がいいでしょう。

冷えが進んでいる可能性がある方は鍼灸治療などで血液を豊富にして「冷え」を解消させるのも1つの重要な手当です。

不妊治療もひとつの手段

子宝に恵まれず、自然に子供ができるのを待っている方は少なくないと思います。ただ、不妊治療を受けることについて、逃げないで考えて下さい。最先端の不妊治療を受けることにより早く子宝に恵まれる可能性が高まり、また早く赤ちゃんに出会える可能性が高くなります。

日本において、生まれてくる赤ちゃんの数は100万人強(厚労省)。その内、体外受精・顕微鏡受精で生まれた数は推定既に5年以上前の話で既に2万人弱。実際に治療を受けているかたは、約8万人

今となっては10万人を軽く超えていると想定できます。つまり、50人に1人ぐらいは不妊治療を受けて子宝に恵まれているのです。

体外受精は珍しいことではありません。早く子供に恵まれたい。赤ちゃんに会いたい。
ご主人と不妊治療について前向きに話をしてみては如何でしょうか。

ピンポイント胚移植

体外受精や顕微受精で受精・培養した受精卵は、採卵から2日から5日後に子宮に戻します。これは膣から子宮内にチューブをいれて、子宮内膜の上に胚を置くものです。その胚はしばらく子宮内をただよい、血の流れがいい部分に着床します。これは、体外受精でも自然妊娠であっても同じです。

胚移植の時に利用するチューブは細さや柔らかさが異なる4種類から状況によって選びます。さらに移植方法も数種類あります。チューブが子宮まで届きづらい場合は、子宮内膜に胚を注入する経筋層的胚移植法というものを行う場合もあります。

ホルモン剤使用で注意すべき点

体外受精や顕微受精で受精・培養した受精卵は、採卵から2日から5日後に子宮に戻します。これは膣から子宮内にチューブをいれて、子宮内膜の上に胚を置くものです。その胚はしばらく子宮内をただよい、血の流れがいい部分に着床します。これは、体外受精でも自然妊娠であっても同じです。

胚移植の時に利用するチューブは細さや柔らかさが異なる4種類から状況によって選びます。
さらに移植方法も数種類あります。チューブが子宮まで届きづらい場合は、子宮内膜に胚を注入する経筋層的胚移植法というものを行う場合もあります。



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