心の支え?ストレス?妊活中のSNSとの付き合い方
- 妊活
現代人とって、SNSは心の支えであり、同時にストレスの源にもなり得ます。共感を求め、情報を集める場としてSNSを活用することは、孤独感を和らげ、時には次の一歩を踏み出す勇気をくれます。しかし、他人の幸せな投稿と自分を比較してしまい、心がざわつくことも。
だからこそ、妊活中は、SNSとの賢い距離の取り方を知ることが大切です。この記事では、妊活中にSNSを有効に使うコツ、そして心を守るための方法をお伝えします。
妊活とSNSのメリット
SNSには大きく二つのメリットがあります。
一つは「情報収集の場」としてのメリット。もう一つは「心の支えとなるオンラインコミュニティ」としての存在です。
SNS上でのアドバイスや情報共有は、時に非常な価値を生みだします。
クリニックに実際に通う人から聞くタイムリーな情報は、クリニックの通院や転院などを検討している人などにとっては、非常に貴重な意見です。医師からは聞けないリアルな声を聞くことができたりする事も、SNSならではの情報収集力と言えるでしょう。
また、SNS上では、自分と同じ悩みを抱える仲間と出会え、共感を得ることができます。現実世界での友人や、同僚には吐き出す事のできない悩みやつらさも、オンラインコミュニティだからこそ、いう事ができる、心の支えになる、といったケースがあります。
妊活中のSNS利用で注意したいポイント
妊活中、SNSは大きな支えにもなりますが、使い方には注意が必要です。時にはネガティブなコメントに気持ちを振り乱されてしまったり、信頼できない情報に出会ってしまうこともあります。
大切なのは心を落ち着け、冷静に対処することです。ネガティブなコメントには反応せず、自分の心を守ることを優先しましょう。
また、情報源を見極める際には、公的な機関や専門家の言葉を重視することが重要です。個人の体験談は参考になりますが、その情報が自分にとって、必ず当てはまるとは限りません。
妊活は一人ひとりが異なる旅です。SNSを使って、その旅をより豊かで、少しでも心地よいものにしましょう。
SNSの利用方法の見直しを月に1度!
妊活をしていると、ポジティブな気持ちを心がけていてもSNSが疲れの源になることもあります。
そのため、今の自分に適さない情報を受ける可能性を遮断するため、月に一度、自分のフォローしているアカウントを見直し、自分の心理的健康に貢献していないと感じるアカウントはアンフォローします。必要ない通知はオフにすることで、SNSからの常時的な注意散漫を避けられます。
また、SNSフリーゾーンを家の中に設けます。例えば、就寝前の1時間や食事中など、特定の時間帯をSNSフリーと定めて過ごします。さらに、デトックスDAYとして週に1日は全てのSNSを使わず、リアルな世界とのつながりを重視した活動を行うことも重要です。
- フォロワーさんの妊娠報告を喜べない..
- 休みの日は、家にいるかクリニック通い..
- 息抜きしたくでも、お金にゆとりがない..
- 友人家族の楽しそうな姿を見るのがつらい..
これらのSNS疲れのサインは、他人の投稿を見ることで、不安や焦りを感じた時です。そんな時は、SNSと少し距離を置きましょう。
大切なことは、プライバシーを守り、自分の精神的健康を優先すること。SNSは便利ですが、時にはリアルな世界で心を休める時間も必要です。そうすることで、心にゆとりを持ち、再び妊活に向き合う力を養うことができます。
妊活は自分のペースで進めることが一番です。
SNSと距離を置いて、自分自身と向き合う時間を持つことも、とても大切な事なのです。
心の孤独と対処法
多くの人は、妊活中に「心の孤独」を何度も経験する事になります。画面の向こうで輝く他人の幸せが、自分の心に重くのしかかる瞬間があります。しかし、大切なのは、SNSの世界が全てではないということです。孤独を感じた時は、オフラインの活動に目を向けてみてください。
心のバランスを取り戻すためには
- 信頼できる友人や家族とリアルに会う
- 鍼灸院やマッサージ店に通って、心身のケアをする
誰かと会う事でつらさが増す時は
- 緑のなかを散歩する
- 動物と触れ合う
行動を起こす事がつらい時は
- 自分の感情を日記に書き出す
投稿しない、誰にも見せない言葉を書き出す事で、内面の整理がつき、孤独感から距離を置くことができるようになるかも知れません。SNSがもたらす孤独感に負けないためには、現実世界でのつながりと、自己との対話を大切にする事が、何よりもの力になります。
最後に
妊活中のSNS利用は、心の支えとなり得る一方で、使い方によってはストレスの源にもなります。だからこそ、SNSを安心して楽しむためには、自分にとって心地よいアカウントだけをフォローし、ネガティブな情報には積極的に距離を置くことが大切です。
また、比較からくるストレスを避けるために、他人の投稿を自分の人生と比較することなく、ポジティブな刺激として捉える心の持ち方を身につけましょう。
SNS上での情報共有やコミュニケーションは、妊活の孤独感を軽減し、有益な情報を得る機会を提供してくれます。しかし、その情報が自分にとってプレッシャーにならないよう、自分自身との対話を忘れずに。自分の心と体に優しく接し、必要ならばSNSから一時的に離れる勇気も持つことが大切です。
SNSはあくまでツールの一つです。妊活中でも、SNSを心の支えに変えることができるよう、賢い利用法を見つけていきましょう。